水耕栽培に向いている場所、
向いていない場所

水耕栽培が心地よくいられるのは、レースカーテン越しのやわらかい光が入る窓辺。 逆に、強い直射日光が長く当たり続ける場所は、水が傷みやすく向いていない。 置き場所をいくつか試してみて、ようやくその違いが分かってきた。

窓辺に並んだ、水耕仕立ての観葉植物ふたつ

迎えたばかりの頃は、とりあえず明るそうな場所に置いていた。 けれど数週間もすると、同じ「明るい場所」でも、植物の機嫌がまるで違うことに気づく。 水の減り方も、葉の張りも、置いた場所によって表情が変わってくる。

窓辺は正解だけど、窓辺のどこかで変わる

レースカーテン越しの光が入る窓辺は、たしかに水耕栽培に向いている。 透明な容器だからこそ気づく、水の減り方にも書いたけれど、 そのやわらかい明るさの中では、水位の減り方にも無理がない。

ただし、同じ窓辺でもカーテンを開け放って直射日光が数時間当たり続ける位置だと、話は変わる。 水温が上がりやすく、藻が出るのも早くなる。窓から少し離すか、光を一枚遮るだけで落ち着く。

向いていないのは、強い西日と締め切った部屋

夏場に特に気になったのは、西日が長く当たる窓辺だった。 午後の数時間、容器の水がぬるくなっているのが分かるほどで、これは植物にとっても心地よくない環境らしい。

反対に、風の通らない締め切った部屋も向いていない。 水耕栽培は虫がつきにくい仕立てだと虫が心配な人に、水耕栽培を勧める理由で書いたけれど、 空気がまったく動かない場所では、その利点も少し弱まる。

「ちょうどいい」は、置いてみないと分からない

結局のところ、部屋のどこが「ちょうどいい」かは、実際に置いてみないと分からない。 同じ間取りでも、隣の部屋とは光の入り方がまったく違うことがある。

数日置いて水の減り方を観察し、早すぎるようなら少し窓から離す。 その繰り返しで、その部屋なりの正解が見えてくる。

正解は部屋ごとに違う。だからこそ、数日かけて観察する時間そのものが楽しい。

向いている場所を探すことは、面倒な作業というより、部屋との対話に近い。 光の入り方を知るきっかけを、植物がくれることもある。

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