夏と冬で、水の替えかたを
少し変えていること

夏は数日に一度、冬は一週間から十日に一度。 いつのまにか、そのくらいの間隔に落ち着きました。 曜日を決めて守ろうとしていた頃より、器の中を見て決めるようになってからのほうが、うまくいっています。

透明な器で水耕栽培している観葉植物の、水位とハイドロボールが見えている様子

はじめの頃は、日曜の朝と決めていました。 週に一度、まとめて替える。そう決めておけば忘れないだろうと思ったからです。

その決めごとが崩れたのは、最初の夏でした。

夏は、水のほうが先に急かしてくる

八月に入ったあたりから、水が目に見えて減るようになりました。 日曜に満たした水位が、水曜にはもう下がっている。 減るだけならまだよくて、器の内側にうっすらと膜のようなものが出てくる日もありました。

気温が高いと、水は蒸発も早いし、傷むのも早い。 それが分かってからは、夏のあいだは日曜を待たなくなりました。 水を替えるとき、容器の中を覗く時間が、 週に一度の行事から、数日おきの短い確認に変わっていきました。

替えるときは器をさっと洗います。 内側を指でなぞって、ぬめりがあれば流す。それだけのことですが、 これをしておくと次の数日が違います。 夏はハイドロボールの表面も乾きが早いので、 水位の見え方も冬とは別ものでした。

冬は、こちらから見に行く

十二月を過ぎると、今度は逆になります。 水がほとんど減らない。一週間経っても、線を引いたところからわずかしか下がっていない日があります。

冬のあいだ、植物の様子が変わることは 葉の伸び方だけの話ではなくて、水の動きにも表れます。 減らないのは、植物が水を吸う量そのものが落ちているからで、 心配する種類の変化ではありませんでした。

ただ、減っていないからといって、そのままにはしません。 同じ水が器の中に留まり続けると、 減っていなくても水は古くなります。 冬は一週間から十日に一度、減っていない水をあえて捨てて入れ替える。 夏が「水に急かされる」季節だとすれば、冬は「こちらから見に行く」季節です。

もうひとつ、冬だけ気をつけているのは水の温度です。 冷えきった水道水をそのまま注ぐのはためらわれるので、 コップに汲んで部屋に少し置いておく。 温めるのではなく、室温になじませるだけです。

結局、見ているのはカレンダーではない

季節で間隔が変わると書きましたが、 実際に手を動かす基準になっているのは日数ではありません。 透明な容器だからこそ気づく、水の減り方を 毎日ちらりと見ているだけで、替えどきはだいたい分かります。

水が濁ってきた。器の内側が少しぬめる。水位が底に近い。 そのどれかが目に入ったら替える。 夏はそれが数日で来て、冬はなかなか来ない。 日数のほうは、あとから振り返って数えた結果にすぎませんでした。

季節に合わせているというより、季節のほうが先に器の中に出ていて、それを追いかけている。

春と秋は、その中間です。 夏の速さから冬の遅さへ、あるいはその逆へ、 ゆっくり移っていく途中を見ていることになります。 いま九月の器は、八月ほど急いでいません。 そろそろ間隔が伸びていく頃だな、と思いながら水を注いでいます。

Lamasiaの植物は、水位も根も目で確かめられる、透明な器の水耕仕立てでお届けしています。

Lamasiaの植物を見る